サマタイムブルース、サマータイムブルース、
つーぎーの波やって来たら
サマタイムブルース、もういちどう〜、
駆け〜出〜す〜よ、は〜だしのままで♪
懐かしいサマーチューンで始まりました、
スローライフでもスローフードでもないけど更新だけはスローな
夏女・赤メガネでございます。赤メガネは夏には暑苦しいです。
というわけで暑中お見舞い申し上げます。
6月から酷暑が続いた地獄の2011年ほどではありませんが
今年はなんだか妙に湿気が多い気がしますね。
じめじめ、じっとりは静かに人を蝕みます。
蝕まれたといえば、我が家の夏野菜であります。
どよーん。
キュウリ「うどんこつよし」で開幕したはずの、夏の収穫シーズン。
ところが、つよしがぐったりし始めたと思ったら
追従するはずのゴーヤも唐辛子もシークワーサーも
ひょろっひょろのぱさっぱさのしおっしおに。
トマトがなんとかふんばっているという惨憺たるありさまで
こんな時期にゴーヤをスーパーで買うという屈辱……。
無念…。
まあ、それでもまだ育っているだけよしとする。
きわだって調子が悪いのが、水耕トマト陣です。
ぐったり。
順調に育っていたはずのペットボトル水耕トマト、
2週間ほど前から一斉にしおれ始め、
水もあまり吸い上げなくなっていました。
これはいったいどうしたことか??
そんな折、私の水耕栽培のシショー、というか
容器作りから肥料調達からおんぶにだっこの
菜園仲間Naomiさんから
「暑くなって水切れが激しくなってきたんじゃなーい?
トロ箱工作するなら手伝おうか〜(^^)/」
まぶしいっ。
なにこれ神の光?
トロ箱工作というのは、これです。
photo by Naomi。拝借しました。まあきれい。
現在、2リットルペットの下半分を
液肥入れにして栽培していますが、
これでは真夏はしのげないということで
Naomiさんが教えてくれたのが、
発泡スチロールのトロ箱をくりぬいた大型液肥入れ。
しかし、なにしろぶきっちょ&ズボラな私としては
この工作はかなりハードルが高く。
「面倒だなーああ面倒だ面倒だ」
と、ズルズル先延ばしにしていたのでした。
これも神のおぼしめし!
畑仕事の後、Naomiさんとダンナのキキさんを
「ビールとつまみがいっぱいあるよ〜♪」と巧妙におびき寄せ
工作ついでにトマトの様子をみてもらおうと思ったのでした。
しかーし。
「ビールビール♪」とウキウキでやってきたNaomiさんは
我が家の水耕トマトをひとめ見るなり、表情が一変。
葉っぱという葉っぱをチェックし、
ひょろひょろの茎を入念に調べ、
最後に鉢を持ち上げて根っこを見て、
くるっと私のほうに顔を向け
N「赤メガネちゃん、今すぐホームセンターへ行こう!」
赤「えっ、あっ、どどどどうしたの」
N「たぶん葉っぱがサビダニにやられているよ。
早くクスリまかないと、元気なトマトまでやられちゃうかも。
コロマイトを買いに行こう。今すぐ!」
赤「はっ、はい。トロ箱の工作は後でいい…?」
N「工作っていうかね、
そもそもトマトがダメ」
はいダメ出しドーーーン
Naomiさんいわく、私の作ったペットボトル水耕栽培キットは
穴やスリットが小さすぎて根っこが出てこられず
ぎゅうぎゅうの根づまり状態になっているとのこと。
だから根っこが伸びることができなくて、
茎ばっかり伸びて自立できない
もやしっ子トマトになっているのでした。
弱っているところにサビダニにやられ、もはや瀕死の状態。
というわけで、早速ホームセンターでコロマイトを購入、
水で薄めて全トマトに葉面散布。By Naomi
それから、水切れが激しいトマト苗を2株選び出し、
ペットボトルの鉢にキリなどで穴を目打ち。By Naomi
さらに、給水フェルトを通しているスリットを
ハサミで切って根っこが出られるように工作。By Naomi
ここでようやくトロ箱登場。
移植するトマト苗の鉢の大きさに合わせて
フタを発泡スチロールカッターでカット。By Naomi & 赤メ
キリでペットボトル鉢に穴を開け
結束バンドを通し、割り箸を通す。By Naomi
こうすると割り箸がフックになって
鉢がトロ箱の中に落ちなくてすむ。Idea By Naomi
トマトを一時移動させて、
トロ箱スペースを確保。By キキさん
鉢をトロ箱の穴にはめて、トマトを移植し、
トロ箱水耕キットの完成〜。
上記でおわかりのように、
作業はほとんどNaomiさんとキキさんがやってくれたのでした。
トロ箱工作でスチロールカッターを切ったりはしたけども
それもNaomiさんにがっちり誘導してもらって
私はただカッターを持ってるだけ、というぶきっちょぶり。
テキパキと作業進める2人を前に、おろおろするばかりの私。
優しいNaomiさん、見かねて私に
「じゃあ割り箸割ってくれる?」とニッコリ。
「はっ、はい!」
はりきって割り箸バキッ
見事に割り口ガッタガタ……
というわけで、
とんでもない大手術を終えたにも関わらず
「たぶん液肥も変えたほうがいいよ。
元気がない時は液肥を変えるのが一番。
今度持ってくるから、試してみてネ♪
トマト祭りができるようにがんばって(^_^)v」
と2人は爽やかな笑顔で帰宅されたのでした。
ああああああ
ごめんようごめんよう
畑仕事の後で疲れているというのに
人んちで何をやらせてるんだあ〜〜〜〜!!
と凹む私にむかって
たまたま我が家で一部始終を見ていた友人サノアが
「キミはつくづく
ワールドワイドなズボラだね」
クックックッと笑いながら
傷口に塩ぬりたくってくれたのでした。
*
後日談。
ただの水で1週間置いていたところ
Naomiさんが調整してくれたトロ箱トマトは
白くて元気な根っこがビッシリ出てきました。
茶色が古い根っこ。白いのが1週間で出てきた根っこ。
ああ、きゅうくつだったんだね
ホントごめんねごめんね、
と、根っこに向かって平謝り。
そんなろくでなしのサマータイムブルース。
「そもそもトマトがダメな赤メガネ、
今回のこと書くならイラスト描かせろ」
ということでサノアツコ画伯の
イラストつきでお送りしました。
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渡部美里「サマータイムブルース」はこちらをどうぞ。
てか、今はどう考えてもこっちだろ!という諸兄には
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ!
RCサクセション「サマータイムブルース」