さみしい女は野菜を植える 

〜たたみ2畳のベランダファーマー〜
サフランなら毛糸洗いに自信がもてます
 このタイトルを歌っちゃったあなたは、人生がだいぶ熟成してますね。
ソフランの歌って、いつから
「香りとデオードラントの、ソフラン♪」
に変わっちゃったんですかね。

前の歌のほうが、なんか勇気わくと思います。
洗えば自信わくんです。

というわけで、本日はソフランじゃなくてサフランのお話。

この夏、隊長袋の種を押しつけたはずが
「まさかの種返し」で我が家にやってきたサフランの球根。

「土も水も太陽もなしに放置してるだけ」
という夢のような栽培方法だと知るや
それを聞きつけた友人Hちゃんが「私も育てたい〜」
ということで、2株里子に出しまして(Naomiさんごめん!)

素直な私は言葉通りに、部屋の薄暗い片隅に3ヶ月放置プレイ。
すると、1ヶ月ほど前から少しずつ芽がひょろひょろと伸びてきて

こんなんなってきたー。
すごいなあ。ホントに水も養分もないのに育つんだ。

とはいえ、これをプレゼントしてくれたNaomiさんちは
もはや開花済み。
同じく、Naomiさんからプレゼントされたという
Yaefit1500さんちの兄弟たちも
ふとぶとと頼もしい茎と青々した葉っぱが出ている模様。

・・・なぜ我が家のサフランは
こんなにひょろっひょろ&ちょろっちょろなのだ!?
おろろーん。

くやしいので、トイカメラ風に撮影してみる。


こちらはジオラマ風。


魚眼レンズ風
ってもういいですか。


しょうがないので、サフランのつぼみをじっくり眺めてみる。

サフランというと、深紅の針のようなものしか知らなかったけど
アヤメ科の植物だけあって、
アヤメや菖蒲のようなパープルの花なのだね。

美しい螺旋状に巻いたこのつぼみが
ここ数日のうちに大輪の花を咲かせるかと思うと
ちょっとドキドキします。

そしてその花の真ん中には、
あの毒々しい深紅のめしべが待ちかまえているかと思うと
背中がゾクゾクします。

サフランは古代ギリシャでも使われた記録があるほど
ヨーロッパで古くから染料や香辛料として親しまれた植物。
わずかな量しかとれないことから大変な貴重品だったそうな。

アリストテレスもこう言ったでしょう。

パエリアなど料理に欠かせないハーブとして愛用される一方で
血行を促進し、特に婦人科疾患によく効く薬として知られたようです。
女子力アップ系ハーブということですな。

かのクレオパトラもバラとサフランを大層愛したそうな。
きっとこう言ったことでしょう。

そのかたわらで、その男は

そんな会話が交わされたでありましょう。

時空を超えて、人類が開花をまちわびた
その花サフラン。
赤メガネもおまちしちょります〜。


| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 14:15 | comments(11) | - | - | - |
デートもおちおちできません。
いやね、特に予定もないんですけどね、ブツブツ・・・

1日家あけると干上がってしょんぼりしてるし、
ハッと気づくと収穫物がくさっちったりして、
今年も油断できない季節になってきましたなあ〜〜

3日も写真をためちまうと
成長しちゃってもう使えなくなるので
ブログもまいてまいてやっていかねばです。

えんどう豆「ツタンカーメン」2度目の収穫。
今度のファラオごはんは、さやから豆を出し
豆ごと炊きあげる一番シンプルなレシピで。

題して! 
ファラオごはん 〜純情乙女は頬を染めて〜

ってファラオなんだかガールなんだかって感じですが
ゆで汁使ってないので、炊き上がりは純白。

ちょっとゆるめの炊きあがりになってますが、まあご愛敬。
でもやっぱり豆は、別に茹でたほうが色がきれいだね。

それにしても、とれたての豆がこんなに甘いなんて、
知りませなんだあ〜〜〜。
特にツタンカーメンは豆がごろごろ大きいので
食感や風味がよくわかって楽しいですな。

そして、数時間後。
純情乙女が

「ぽ」

となっているの図。
桜色の可憐な豆ごはんになりました。

不思議だなあ、なんでこんな色になるんだろう。
豆は普通に緑色なのに。ファラオ、おそるべし!

イチゴも最盛期。
毎日毎日チェックしてないと、
あっという間に熟して腐ってしまうので
この時期は油断なりませぬ!

しかし今朝見たら、イチゴの一部にあの
いや〜〜なヌメヌメがねっとりと。

始まったな、あのナイトメアが・・・あわわううう
ますます油断なりませぬ!

油断といえば、最近あちこちのプランターに
同じ形の雑草がにょきにょきと。
なんだろうなあ〜これ、と思っていたんですが

1週間後にはこんなんなっちゃいました・・・

手のひらサイズのジャンボ青ジソ!

そんなわけで、植えたおぼえのない青ジソを
あっちゃこっちゃで収穫中。
すげーなーシソ。どっから飛んできたんだ??

早いとこ見つけて収穫しないと
プランターの栄養を吸い取っちゃうもんで
日々戦いの今日この頃です。
| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 09:13 | comments(7) | - | - | - |
のびのびセルリー
さてさて、GWに突入された方もおられますが
まだまだ私は労働しております、お元気ですか?

我が家のベランダは先週末までに
夏野菜の定植・種まきをひととおり終えまして
すっかり様変わりしておりますが、

まったく更新が追いついていなかったため
何から書いていいのか整理がついておりませぬゆえ
まずは小ネタで攻めるの巻。

3月に書いた三ツ矢サイダーのおまけ。
ルッコラは結局会社の人にあげてしまったので、
4月半ば、「レモンで絞った三ツ矢サイダー」のおまけで
ハーブシリーズの「スープセルリ」栽培キットをゲット。

内容物は前回の野菜シリーズと同じだったので
さっそくセッティング。

小さなカチカチの塊だった培養土は
水を浸ませると、ご覧のようにもこもこと盛り上がり、
このもこもこ山の頂上に種をまくのです。

保湿とラベルをかねた紙を巻いて完成。
小さいながら、立派にちゃんと栽培できるようになってますねえ。

しかし、室内で育ててたら
思いっきりひょろひょろと徒長しちゃいました・・・
種まきから2週間後、あわてて外に出すの巻。

昨日NHK「生活ほっとモーニング」の菜園特集で
室内で野菜を育てる人を紹介してましたが、
なんかもう、もっさもっととレタスとか育っててビックリ。

私は何度やっても室内栽培は大失敗。
スプラウト系も収穫できたためしがありません。

日当たりはそんなに悪くないと思うんだけどなあ〜
理想的にはキッチンの窓でハーブを育てたいとです。
ベランダは大型野菜にスペースとりたいし。

あと花もなぜか、ほぼ枯らしてしまいます。
いただきものの白バラの運命やいかに!?(Yさん、ごめん)
スープセルリーとともに、今後が気になるところです。

****
今見たら「生活ほっとモーニング」のサイトで
家庭菜園特集のダイジェストが載っていたので
リンクしときます。意外な裏技もアリ。

クイズdeなっとく! 家庭菜園 裏技大特集

私はこれで
「ナメクジ・ナイトメアにはビールで接待」
を決心いたしましたグッド
| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 10:52 | comments(0) | - | - | - |
ジミー・コリアンダー

一見わかりづらいのですが
地味ーーーーに成長中のコリアンダー。

なんですかね、どうも我が家では
彼(と勝手に決めている)はすべてが地味。

爆発的に繁殖も伸長もしないんですが、
枯れたかなーと思えば、雑草のように
ひっそりこっそりと生きていたりします。

つかみどころがないぞ、ジミー。

種を植えた後、うまく育たず
あきらめていた春まきのコリアンダーも、

知らない間にトウがたって、
今頃になって葉っぱを伸ばし始めました。

ためしに2〜3枚、小さな葉っぱをスープに入れてみたところ
地味ーーーにボディブローがききました。

勝手がわからんぞ、ジミー。

「イタリアンパセリ、いい感じですね〜♪」
と、こいつの葉っぱをさわっていった友達、
さぞや手がくさくなっていたことでしょう。





| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 08:10 | comments(3) | - | - | - |
秋まきの行方
カレセンカレセンと言ってはいますがね、
やっぱりこの季節に育っていこうとするものは
無条件に愛おしいものであります。

この春、大失敗したコリアンダー。
種からまいたものの、ちっとも芽が出ず
出てもすぐに枯れてしまいました。

レタス同様、どうも私は葉ものを育てるのが
へたっぴいな気がするので
コリアンダーもダメかあ〜なんて思っていたのですが

涼しくなってふと
「秋まきしてみたらどうなるだろう」
と思い立ち、10月末に種をまいてみたんです。
ポリポットで失敗したので、
今回は空き缶に土をつめての直まき。

そしたらちゃんと芽が出ましたよ!!

しかし。。。
これからどんどん寒くなってくるんですが
これ以上成長するんでしょうか。
家に入れたほうがいいのかな。ふむ・・・

種ってどうしてあんなにたくさん入ってるんですかね。
ベランダーにはどう考えても使い切れない量なもんですから
つい、ベランダにスペースがあいてしまうと

「あの残った種をまいてみてはどうかな」
誰かが私の心の隙間にささやくので困るのです。
どうにかしてください、種屋さん。

コリアンダーの越冬情報、どなたかご存じでしたら
教えてくださいませ。
真冬に香草サラダ、いけるかな。


| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 10:25 | comments(5) | - | - | - |
バジルっ子になりました

前半あまりの不調で、今年は収穫はムリかと
半ばあきらめていたバジル。

8月後半から、涼しくなってきた9月にかけて
ぐんぐんと追い込みをかけてきました。

まあ、去年よりは少ないけど、
それでも料理に使うには十分な量。

シシトウさんもそうですが、
死んだと思っていたコリアンダーの奇跡の復活など、
夏の盛りを越えてから息を吹き返したものもあって

もしかしてゴーヤやヘチマも
そのままにしといたらもう少し食べられたかなー
とちょっぴり反省。。。
(事実、近所のゴーヤが今頃大きな実をつけています!)

それにしても、ベランダで野菜を作り始めて
いちばん変わったのは、ハーブを使うようになったこと。

昔はまったくといっていいほど使わなかったので、
ハーブとのつきあいは去年、
友人からもらったバジルの苗と
格闘するところからスタートしました。

なんせハーブは丈夫。どんどん増えていきます。
友達にあげるだけではとても追いつかず、
ハーブを使う料理を探しては試し、
見つけては試し、の繰り返し。

料理じょうずな方は
ハーブをじょうずに使ってるんだなってことも
今さら発見しましたです。

それに比べるとまだまだ生かしきれてない私ですが、
今ではバジルは我が家に欠かせない食材になりました。

ベランダから自分がどんどん変わっていきます。
(お、今日はいい人)
| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 11:29 | comments(2) | - | - | - |
ハーブ・イズ・フリーダム
今年はほんとーーに野菜が不作です。
まあ、不作といっても
自分で食べるぶんには困らないレベルではありますが。

要は、ちょうどいいんです。
あまらないんです。
いっぱいできたので、あわててレシピを絞りだすとかいう
そういう知的活動がないんです。

さみしい。
収穫物で悩みたい。

そんな今年でも、ハーブ関係は大丈夫だと
内心どこかでたかをくくっていました。
ハーブは雑草だし、丈夫だし、
「せめてハーブぐらい」と思っていたのです。


いやあ〜
バジルがようやく食べられるまでになりました。

今年はかなりの種をまきまくったのに
まったく芽が出ないわ、出たやつも全然成長しないわ。
自分の中では「バジル=放置プレイでも丈夫に育つ」
というイメージだったので、ダメージ大。

でも、ケガでギプス生活をしている友達に
せめてものなぐさみとして小さなバジルの芽をあげたところ
友人宅ではわっさわっさと茂っています。
「んぬ!同じ種・同じ土なのになぜ!」

あきらめずに待っていれば、やがて大きくなるかも・・・
と思って見守っていたら、ようやくこの通り。
できただけでもヨシとしましょう。

こちらは同じ時期にまいたバジル(ちっちぇえ〜)と細ネギの林。
あいだにこっそりとコリアンダーが
成長しないまま、ちんまりとたたずんでおります。

収穫はすでにあきらめております。
コリアンダーをわっさわっさと食べたかったあ〜!!

さらに、こちらは室外機の上の「荒れ地」コーナー。

当初はハーブや小ぶりな鉢を置いている
とってもプリチーなコーナーだったのに

今ではトウがたってもさもさになったハーブ寄せ植えと、
頼んでもいないのにグングン育つウコンが
荒々しさを演出しております。

その中でも特に、倒木のように荒々しく倒れているのが
レッドチコリの苗。

葉のあまりの苦さに、ほとんど収穫しないまま
葉っぱの紫色を愛でるばかりだったのですが
気が付いたらトウがたって、
ひょろひょろに伸びてしまいました。

でも今朝よく見ると・・・

先端に花が咲いておりました。

なんというナイーブな薄紫色なんでしょう。。。
しばしうっとりと見とれてしまいました。
ぎらぎらした真夏の日ざしの中で見ると
また格別の美しさです。

ルッコラもそうでしたが
ハーブの花は可憐ですね。
荒々しいとか言っちゃってすいませんでした。

出ると思えば出ない、
出ないと思えば出る。
植えてないところに芽を出したかと思えば
枯れたと見せかけて可憐な花を咲かせる。

ハーブは自由だ。
| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 12:03 | comments(6) | - | - | - |
間引き菜サラダをしゃくしゃくと

最近はスーパーに「苗ごとハーブ」ってのがあるんですね。
ハーブが黒いポットの中に根をはった状態で売ってたので
(しかも100円くらいだった)

料理で使った後、そのままプランターに植えてみましたところ
年末に植えたルッコラがひっそりと生き続けておりますもので。。。


今日は天気がいいのでサラダにしてみました。

我が家の冬ベランダは収穫がほとんどないので
こぶりのレッドチコリ、ルッコラ、リーフレタスとそれから、
二十日大根、ベビーサラダミックスの間引き菜という
かなりおとなしめな野菜サラダ。

でも楽しいサラダ。
いただきまふ〜。
| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 12:47 | comments(2) | - | - | - |
バジル・目ぼうき・幸運花


3ヶ月前にこんなだったバジルが・・・



こんな味わい深い姿になるとは思わなんだ。

室内越冬計画実行中のバジルですが、
バジルの花ってけっこう長く楽しめるんですね。
知らんかった。

葉っぱもわずかながら収穫中。



ちなみにバジルの花言葉は
好意、好感、良い望み、何という幸運。
ワッタ・ハピネス!!って感じですかね。

確かにバジルってテンションアゲアゲup系だよね。
なんせイタ〜リアだし?ボンジョールノ、ヴォーノヴォーノ
セニョールもそうだが、やっぱ最後はラテン系か?

しかし、かわいらしい花じゃないですかあ〜。
すまんねえ、こんな可憐な花を
酒のアテに一杯いこうとか思ってるやさぐれた主で。。。

ちなみにバジルの和名は「目ぼうき」。
種を使って目の掃除をしていたらしいです。
ひえ〜〜〜想像するとこわい。。。
| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 10:28 | comments(0) | - | - | - |
生きていくわたし
おかしい。
立ち枯れゆくバジルの最期を
哀愁ただよわせつつ味わうはずだったのに・・・



なぜ花が咲いているのだ・・・

枯れるどころか、また若葉が生えてきている。
でも、幹はだいぶ枯れ木っぽくなっているので
この花は文字通り「最期のひと花」ということなのか?



ベランダのバジルは相変わらず枯れているので
やはり室内に入れておけば越冬するのかも。

枯れるどころか、
まだまだ生きていくわたし。
この生命力を「宇野千代る」と命名したいと思います。

| 赤メガネ | ハーブ野郎 | 12:02 | comments(2) | - | - | - |

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