さみしい女は野菜を植える 

〜たたみ2畳のベランダファーマー〜
さみしいとうれしいのあいだ
すいません、さきほど操作をまちがえて
書きかけの状態でブログをアップしてしまいました。。。

「さみしい」

なんて意味深なタイトル見せちゃって
反応してくれた人すいません、赤メガネは元気です(笑)

まあでも、たまにはブログのタイトルらしく
「さみしい」について考えてみようと思いましてね。
明日、「あの日」から1年の節目でもありますし。

「さみしい女は野菜を植える」なんて
ちょっぴり刺さるブログ名を考えたのは、
4年半ほど前にアップしたこの記事みたいな考えだったからなんですけどもね。

突然ですがみなさん、NHKの朝ドラ『カーネーション』見てますか。
ここ10年で、『ちりとてちん』と並ぶ傑作と思っているドラマですが
(ああそういえばあと3週で終わりだ、めちゃさみしい〜〜〜!!!)

今週からヒロイン・糸子が夏木マリにバトンタッチされ、
72歳の心境をしみじみと味わっているのです。
なかなかないですよ、70代の心理をひしひしと味わえるドラマなんて。

もちろん糸子は普通のシニアとは違う、
スーパーパワフルなおばあちゃんですが

「死んだからって、縁を切るのもおかしいから」と
亡くなった家族や友人の写真と会話をしたり、
「男の人がひとりで食事したらあきません」と
奥さんを亡くしたおじいちゃんたちを集めて食事会をしたり

さみしさとよろこびがないまぜになったような
しみじみと味わい深い毎日が心に染みいって
夏木版糸子にひどく肩入れしている自分がいます。

夏木さんも、公式サイトのインタビューでこんな話をしています。

「元気なんだけど孤独、エネルギッシュなんだけど寂しい。
その両端が、画面のどこかに映る時があれば、
私としてはこの仕事をやってよかったなと思う。

やっぱり歳を重ねないと、この寂しさは分からない。
みんなとワイワイ会った後にごはんを 一人で食べてたり、
テレビに一人で話しかけちゃったりとかね。
そういう、誰もが老いる時に経験するちょっとした寂しさがあって」


わ〜か〜る〜よ〜マリィ〜〜〜
(泣)

さみしい、という気持ちは
何をどうやっても消えなくて、
私たちは「さみしい」を抱えながら
笑ったり怒ったり喜んだり泣いたりしている。

その抱えているさみしさを
しみじみと感じるからこそ
ふとしたよろこびが倍になったりするのです。

先日、トマトの種まきをしました。
トマトを種から育てるのは初めてのことです。

まーちいちゃいこと!
アレですよ、普段食べているトマトの中にある
トゥルッとした粘膜のようなものに包まれた
あの1粒1粒が種ですよ。

今年はトマトイヤーにしようと思っているのですが
初めてのトマト種まき、初めての水耕栽培にチャレンジです。

とはいえ、水耕栽培のことはさっぱりわからんのですが
どうもトマトはもう種まきしなきゃいけないらしい、とわかり
あわてて種まきした次第。

種まきの図。

しかし水耕栽培の方法ってどうしてわかりやすい情報がないんでしょう?
いろいろ検索してみたけど、なんかよくわからない部分が多すぎて
検索しているだけで何日もすぎてしまいました。。。

とりあえず、私の乏しい知識で知っていることと
Naomiさんyaefitさんはじめ水耕やってる人のブログを熟読して
とりあえずウレタンスポンジに種まきすることに。

2cm四方のキューブ状に切り分けたウレタンスポンジに
軽く切り込みを入れ、水でたっぷりぬらします。
そしてトマトの種を1粒ずつ置きます。

乾燥と低温がダメらしいので、実父ロックに

ってどんな父親だよ>>実父ロック

もとい、ジップロックに入れた上で
下にレンジでチンする湯たんぽを敷いてみました。

トマトの発芽温度は25〜30℃。
最近の東京の気温は最高で10〜15℃。
一日家で暖房をつけているならまだいいですが
ほとんど外出している身には、自然温ではムリ。

いろんな人のブログを見ると、
トマトの種をジーンズのポケットに入れて温める人がいたり
保温器や温室に入れて育苗する人がいたり
なんだかみなさんすごいんですけど

私にそんな甲斐性はありません(笑)

なので、なんとか発芽を促進しようと
ためしに湯たんぽを導入してみることにしたのでした。

これでホントに芽が出るのかなあ〜
あっためすぎて種がゆだっちゃうんじゃね?
とダメモト気分で様子を見ていたのですが

種まきから5日。
なんと、ホントに根が出てきましたあ〜〜〜!

こんなにちっちゃい種なのに
こんなにちっちゃい種なのに!
こんなに甲斐性ないのに!!!

なんという健気な命でございましょう。。。

この冬は大物野菜を作らなかったせいで
いつもなら大忙しのこの時期にかなり手すき状態。
そうなると不思議なもので

「何でもいいから、生きて育っているさまを見たい」

という不思議な衝動がわいてくるのです。
そんな時だから、この厳しい冬の日に
グッと頭をもたげて伸びてくるトマトの芽吹きに
言いようもないよろこびを感じてしまう今日この頃。

トマトと一緒に
今さらな感じで種まきした
紫えんどうのツタンカーメンも
しっかりと発芽しました。

種は、すごいなあ。
こんなにも寒い、春なのに。


生きてることは、さみしい。
でも、さみしいから、もっとうれしい。

さみしいとうれしいのあいだで
私も精一杯生きていきたいと
そう思う春なのです。


以上、滝川クリステルでした(コラ)
| 赤メガネ | さみしい話 | 22:04 | comments(7) | - | - | - |
さみしい季節のさみしい風景
いやー冬が厳しくなってまいりましたけどね、
めっきりベランダ族も静まりかえっておりますよ。
成長メモも特になし。

「タイトルでうたっているわりには
ちっともさみしそうじゃないやんけ!」
ともっぱらの噂ですので、
こんな時こそ、さみしい話でも。



これはさみしいっ!
里帰りして戻ってきたら、枯れてました。
さよなら、島とうがらし。。。



おーっと、ますますさみしい!!

3年前から我が家にある、いただきもののポインセチア。
ポインセチアってそのままほっとくと
木みたいになるんだなあ〜と思っていたんですが

今年はクリスマスなのに赤くならないなあ〜と思ったら
同じく里帰りが戻ったら唐突に枯れてました。。。

うちのベランダは前の部屋のベランダより
日当たりはいいのだけど
何かしらの条件が厳しいのかもしれないなあ。
ああ切ない。合掌。

しかし。
冬はさみしいばかりでもない。



昨日、なんだか部屋の中が
とってもいい匂いがするなあ〜と思っていたら

シークワーサーの花が咲いていました。

琉球ベイベー
か、かわええ。。。

近くで嗅いでみると、
ジャスミンのような
官能的な甘い甘い香り。
なんかの罠かもしれないくらい。

1つ咲いただけで、これだけ香るということは
今びっしりとついている蕾が全部開いたら・・・

天国だっは〜ん結晶

ま。
こんな可憐な花が咲いたことを
一緒に喜んでくれる人がいないのが
一番さみしい風景って話。
| 赤メガネ | さみしい話 | 10:04 | comments(4) | - | - | - |
それはどこか、片思いに似て

「今度こそは!」と鼻息荒く見つめていた
Plantedのおまけ、ペチュニアのタネ。

植えました。

枯れました(T_T)

一瞬芽が出てぬか喜びしただけに
ショックは隠せない・・・

土が悪かったのか、
よわっちい時に豪雨にやられたのが悪かったのか。
どっちにしても5回連続「Plantedタネ枯らし記録」、更新決定。

しかし。。。
大きくなれよ〜がんばれよ〜と
応援しているのに枯れていくやつがいれば
頼んでもいないのに勝手に育つやつもいる。

たとえばニンジン。
忙しさにかまけて自炊していなかったら
気づけばニンジンに葉っぱが生えていた。

キッチンのなぐさみにしようかと
はしっこを水につけてみた。

大きくなった(T_T)

いっそ食ってやろうかと思ったが
ニンジンの葉っぱは苦くて食べられないらしい。
なんの役にも立たないのに
どんどん立派になっていく。
そんなところで愛を発揮されても困るのだ。

ああ両思いって難しい。。。


| 赤メガネ | さみしい話 | 14:18 | comments(0) | - | - | - |
さみしい、ということを認めようと思った

日に日に枯れてゆくゴーヤのむこうに、秋空が広がっています。
まだ小さな実がなっているけど、食べるには固いし、小さいうちに熟して破裂してしまうので、そろそろ限界かな。秋植えに向けて、夏野菜もそろそろサヨナラしないといけません。

夏野菜はホントにもっさもっさと生い茂るので、この「サヨナラ」がかなりさみしいんだなあ〜。

********

「枯れるにはまだ早いよっ。畑耕してる場合じゃなくて、
秋といえばロマンスでしょ!」

このブログを始めた途端、何人かの友人からこんなようなメールが届いた。
まあ、こんなタイトルだし? 独身女性がせっせと野菜なんか作ってたら
女捨てた、という風に見えるのかねえ。

ええ、アタクシも女としてはまだまだこれからですわ。
恋だって仕事だって、やりたいことは山ほどあるんですわよ。
むしろベランダーになってからのほうが、欲深くなってきた気がする・・・

「野菜を植える人に悪い人はいない」
というのはありえないと思うね。
そういう人はけっこう生命力強そうだし。

でも。なんていうのかなあ。
もっと若い頃は、さみしい方面のことは
なるべく考えまい、考えまい、としていたと思う。
友達もいる、仕事も忙しい、恋人もいる、楽しいこともある、
だから「さみしい」はずはないと思っていたんだけど。

恋していても、さみしい。
結婚していても、さみしい。
2人でいても、さみしい。
1人でいても、さみしい。
仕事していても、さみしい。

生きていて、自分が満たされる瞬間なんてほんのわずかしかなくて
何をどうやってもさみしい気持ちから逃れることはできなくて
だからもういっそ、私は1人で死ぬまでさみしいのだ、
ということを認めて生きてもいいんじゃないか、
と最近ふとそういう心境になってきた。

さみしさに振り回されて、手にするものを間違えないように。
そう自分を戒めながら今日もベランダに立つ私なのでありました。


・・・ってどう?どう?
なんか枯れた味出てきたんじゃね?オイラ(笑)

あ、ちなみに野菜を植えている女性はみんなさみしい女、
という意味ではありませんので。
| 赤メガネ | さみしい話 | 10:22 | comments(5) | - | - | - |

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